旅行会社が出してくる見積には、難しそうな表現はあまりないのですが、落とし穴がいっぱいです。そんな皆様の疑問に詳しくお答えしてみたいと思います。今更聞けない事やそうだったのかと思う事満載ですので是非ご活用くださいませ
マイクロバス=20〜26名乗 | @20名正席のみタイプ | 有料道路=中型車計算 |
A20名正席+補助6席タイプ | 有料道路=中型車計算 | |
小型バス=20〜27名乗り | B25名正席のみタイプ | 有料道路=中型車計算 |
C20名正席+補助7席タイプ | 有料道路=中型車計算 | |
中型バス=27〜40名乗り | D27〜29名正席のみタイプ | 有料道路=大型車計算 |
E33名正席+補助7席タイプ | 有料道路=特大型車計算 | |
大型バス=45〜60名乗り | F45名正席のみタイプ | 有料道路=特大型車計算 |
G45名正席+補助7〜8席タイプ | 有料道路=特大型車計算 | |
H49名正席+補助11席タイプ | 有料道路=特大型車計算 |
一般的に上記4種に大別出来ますが、その中でも座席数が違うタイプが更に9種あります。
当然貸切バス代金も有料道路代金も@最低価格でHが最高価格となります
昨今の貸切バス旅行で大人が補助席を利用されるのは出来れば避けたいものです。
では答えは小型バスのBかと言うと間違いではありませんが、BESTではありません。小型バスBと中型バスDは大差は無い様に思えますが、座席幅と間隔がかなり違います。今回のお客様は22名様ですが男性が大半ですので座席幅と間隔は広くないと行けませんので中型バスDがより良い選択かと思われます。
又、一般的に貸切バス代金の中には、ガソリン代やバス保険や乗務員(運転手)日当も含まれていますが、乗務員(運転手)やバスガイド及び添乗員の宿泊・食事は含まれていません。
バスガイドや添乗員の場合は日当もバス代とは別ですのでご注意ください
【落とし穴】=よくご要望が多い後部サロンバス(バス後方座席がコ字型になり御歓談できるタイプのバス)など、旅行会社決定後に要望されると結構な追加料金を見積される場合がありますので、見積段階で確認しましょう?又、最近は大半のバス会社がETC利用なので割引料金での請求になっていない場合などチェックしてみよう。
→【当社対応】当社提携バスはDVD・冷蔵庫等基本標準装備で後部サロンバスの空車があれば無料でランクUPさせて頂いております
当然添乗員やバスガイドを同行させた方が幹事様も心強いですし、行程管理や旅行の雰囲気も盛り上がるかと思います。ただし料金UPは間違いない為、そこをどうとらえるかかと思われます。一般的に添乗員(旅行会社帰属)・乗務員(バス運転手やバスガイドなどバス会社帰属)の諸費用は1泊2日の場合宿泊+食事で10,000円程度です。バス運転手の日当はバス代金に入っていますが、添乗員やバスガイドの日当はバス代金に入っていない場合が多いです。添乗員の場合で上記10,000円程度+2日間日当15,000〜25,000円、バスガイドの場合が上記10,000円程度+2日間日当30,000〜40,000円が相場です。航空機やJRに添乗員を同行させる場合さらに各利用交通代金も発生します。決して安くない料金ですので、ご予算を宿や食事のランクUPへ回されて、添乗員やバスガイドなしをご選択頂くご旅行の方が多いのが現状です。
【落とし穴】=スキーツアーや深夜長距離の場合運転手2名体制ですので料金2名分必要です。
見積の宿泊代の備考欄などによく定員ベース(原則2畳当1名計算)という記載や5〜6名1室の場合などをご覧になられた事がありませんか?これはかなり重要で、原則この人数様が1室同室でご宿泊頂いて見積記載の料金になるという意味です。ですから例えば10畳の部屋利用で定員ベースという記載があれば5名1室が原則となりますので、お客様都合で4名1室をご要望されると旅行社側から料金UPと言われても文句が言えない事になります。これは宿側決定の場合と、旅行会社側決定の場合もあります。前者の場合なら仕方がないのですが、後者の場合どうにかして欲しいと思われませんか?
今回のお客様の場合、宿が全て10畳1室とみなした場合、男性5名×4室+男性3名×1室、女性4名が1室となります。ご参加人員の関係での不可抗力的な人数ですので流石に宿側も同一料金で対応して頂ける宿が多いかと思います。
【落とし穴】=今回のお客様の場合で旅行会社が追加料金を言ってきたら、それくらいどうにかしてくれる様に交渉してみましょう。宿側理由でない限りどうにかするべきだと思いますよ
見積中に団体保険料や傷害保険料としておそらく数百円の記載があるかと思いますが
こちらは旅行業約款特約に定められた最低保証の保険です。どの旅行会社でも、どのような被験者でも基本一律で死亡時一時金として海外の場合2500万円、国内1500万円です。障害も高度後遺障害時の重度によって死亡時一時金の3〜100%で、入院や傷害時も寸志程度の一時金のみですが、もしもの場合の為に絶対必要です。こちらは必ず証書等が発行されます。中には旅行後発行のケースもありますが、気になる方は旅行会社に証書や証明書の発行を求めましょう。これに加えてバスや宿が原因での死亡・障害自己の場合も当然旅行業約款保険がカバーできない部分をバス保険などで補うニ重保険となります。
【落とし穴】=いわゆる風邪や体調不良や歯が痛いなどお客様事情の場合は保険はおりません。日本国内であえば社会保険を利用して病院へ行かれればそれ程高額にはなりませんが、海外の場合は団体旅行保険も社会保険も適用外ですので高額な治療費が発生いたします。これを補うのが海外旅行任意保険などです。低料金のもので3000円程度からですが、大きなリスクを数千円でカバーできると思えば安い買い物かもしれません